BIZEN(備前)中南米美術館の収蔵品の中から、代表的な作品を毎月ピックアップしてご紹介していきます。
品名:マヤ民族衣装 国名:グアテマラ 時代:現代 年代:2005年収蔵 地域:マヤ高地、アティトラン湖周辺 マヤ文明は、主にマヤ高地で先古典期中期〜後期(BC1000年〜AD250年)からその文化が華を咲かせ始めました。それに続いて、マヤ低地では巨大な神殿建設や石碑建立とそこに記されたマヤ文字の発達で知られる多くの都市国家が形成された古典期(AD250年〜AD900年)を迎えました。そして最後にその時代は、ユカタン半島を中心にいくつもの都市国家が栄え、後期にはマヤ高地にもいくつかの王国が立った後古典期(AD900年〜AD1500年代)へと移行します。この民族衣装は、後古典期後期(AD1400年前後)にマヤ高地ウタトランを中心に強力な王国を築いたキチェ・マヤ、しばらくその支配下にあり、その後独立をしたカクチケル・マヤなどのマヤ系諸部族の子孫たちが今も暮らすアティトラン湖周辺で現在も受け継がれる伝統的な(女性用)衣装です。中でもウイピルと呼ばれる貫頭衣上の上着は、その作業を考えただけで気が遠くなるほどの精緻な手刺繍が施されています。